ファンダメンタル指標の紹介
主要なファンダメンタル指標は、ほぼ米国のデータになります。
なぜなら、米国の経済情勢は世界に影響を及ぼしやすいからです。
ここでは、FXでよく注目されるファンダメンタル指標を紹介します。
■FOMC
重要度:★★★
米国の金融政策を決定する会合です。連邦公開市場委員会ともいいます。
マネーサプライや為替レートおよび金利の誘導などの方針が決定されます。
FOMCの終了後、政策金利が発表されますが、市場の予想とは大きくかけ離れた場合、レートが大きく変動することがあります。
FOMCは、年8回、6週毎の火曜日、もしくは2日にまたがる場合は水曜日に発表されます。
■GDP(国内総生産)
重要度:★★★
一定期間に国内で生産された付加価値額の合計です。
経済全体の景気動向を見る上で大変重要であり、最も注目される指標です。
名目GDPと実質GDPの2種類あり、名目GDPは一定期間内の経済活動水準を市場価格で評価したものです。
実質GDPは、名目GDPから物価変動の影響を除いたものです。
GDPは、四半期毎に集計されて、翌月に速報値、翌々月に改定値、更にその翌月に確報値といった順に3回に分けて発表されます。
■雇用統計
重要度:★★★
雇用統計も景気動向を見る上で重要な指標となります。
10数項目から構成されますが、その中でも特に失業率と非農業部門雇用者数は注目されます。
雇用統計は、翌月の第1金曜日に発表されます。
■貿易収支
重要度:★★
輸出額に輸入額を差し引いた金額が貿易収支です。
輸出額が輸入額を上回れば黒字になり、それとは逆に輸入額が輸出額を上回れば赤字となります。
貿易収支は、翌々月の10日頃に発表されます。
■小売売上高
重要度:★★
百貨店等の小売業の売上をサンプル調査に基づき推計している指標です。
耐久財・非耐久財に分類されています。
自動車部門の占める割合が高く、また、自動車部門は変動が大きいので、自動車部門を除いた部分も重要視されます。
小売売上高は、翌月15日頃に発表されます。
■ISM製造業景況指数
重要度:★★
全米供給管理協会(ISM)が製造業約350社の購買担当役員にアンケート調査を実施して作成されています。
主要指標の中で一番早く発表され、企業の心理を反映して景気転換の先行指標とされることから、注目度のかなり高い指標です。
ISM製造業景況指数は、翌月の第1営業日に発表されます。
■ISM非製造業総合景況指数
重要度:★★
非製造業における企業の市場を反映する景気転換の先行指標になります。
300社以上の購買担当役員にアンケート調査を実施して作成されています。
ISM非製造業総合景況指数は、翌月の第3営業日に発表されます。
■消費者物価指数(CPI)
重要度:★★
CPIとも呼ばれ、一般消費者世帯が購入する商品とサービスの総合的な価格の動きを示す指数です。
インフレやデフレに関する指標としては重要な指標の1つであり、変動の激しい食品やエネルギー部門を除いた指数が特に注目されています。
消費者物価指数(CPI)は、翌月の15日頃に発表されます。
■生産者物価指数(PPI)
国内製造業者の販売価格の動向を算出した指数になります。
PPIとも呼ばれ、国内製造業者の約1万品目における販売価格を調査対象とし、消費者物価指数(CPI)が買い手サイドの価格を表しているのに対し、生産者物価指数(PPI)は売り手サイドの価格を表しています。
生産者物価指数(PPI)は、翌月の15日頃に発表されます。
■住宅着工件数
重要度:★
1ヶ月間、国内で着工された新築住宅戸数を示す指標です。
季節調整済みの年率換算したベースで発表されます。
景気動向に敏感であり、その先行指標として注目度が高いです。
住宅着工件数は、翌月15日頃に発表されます。
■建設許可件数
重要度:★
住宅の着工に先立ち、自治体などへの許可申請が必要な地域における建設許可の発行件数です。
住宅着工件数の先行指標となり、景気先行指数にも採用されています。
建設許可件数は、翌月15日頃に発表されます。
