テクニカル指標 オシレーター型
オシレーター型とは、買われすぎや売られすぎといった相場の心理を示す指標をいいます。
オシレーターは「振り子」という意味合いを持ち、トレンドフォロー型が
「いままで価格が上昇してきているからこれからも上昇するだろう、だから買いだ。」
というのに対して、オシレーター型は、
「今はあまりにも売られすぎている。そろそろ相場が買いに転じる頃だ。だから買いだ。」
といった見方をします。
代表的なオシレーター型の指標は、次のような指標があります。
・RSI
・ストキャスティクス
・ボリンジャーバンド
まず「RSI」から説明します。
RSIは、相対力指数ともいわれ、J.W.ワイルダーというアメリカ人によって考案された指標です。
RSIは、一定期間の上げ幅の合計を、同じ一定期間の上げ幅と下げ幅の合計を足した数字で割ったもので、0%から100%の範囲で算出されます。
上げ幅と下げ幅はそれぞれ前日比の値幅であり、絶対値をとっています。
ですので、RSI=50%を境にして、
「RSIが50%を超えれば、買いが多い。」
「RSIが50%未満であれば、売りが多い。」
と捉えることができます。
取引上の一般的な見方としては、
「RSIが70%以上になると買われすぎているので、売り」
または、
「RSIが30%以下のなると売られすぎているので、買い」
といった見方があります。
次に「ストキャスティクス」について説明します。
ストキャスティクスには、「%K」、「%D」、「Slow%D」といった3つの線があります。
「%K」は相場の変動に早く対応していますが、「ダマシ」も多いという欠点があります。
「ダマシ」とは、例えば、指標がゴールデンクロスを示しているのにも関わらずレートが下降する、といった一般的な指標の見方に反するサインを示すことです。
一般的には、「%D」や「Slow%D」の2本を併用することが多いようです。
「%K」は、一定期間の最高値と最安値の幅において、当日の終値がどの辺りに位置しているかといった値を算出しています。
しかし、相場の変動に敏感すぎるといったダマシが多いため、そのダマシを解消すべく「%D」、「Slow%D」があります。
「%D」は「%K」の平均値を算出しており、またさらに「Slow%D」は「%D」の平均値を算出しています。
%K、%D、Slow%Dのいずれの値も、RSIと同様に0~100%の数値で算出され、見方もほぼ変わりません。
取引上の一般的な見方としては、
「ストキャスティクスが80%以上になると買われすぎているので、売り」
または、
「ストキャスティクスが20%以下のなると売られすぎているので、買い」
といった見方があります。
次に「ボリンジャーバンド」について説明します。
ボリンジャーバンドはトレンドフォロー型で説明しましたが、オシレーター型の指標としても活用できます。
先にも申し上げたとおり、ボリンジャーバンドの±2αは約95%を示していますが、この±2αに近いほど買われすぎ、もしくは売られすぎという見方もできます。
トレンドフォロー型での使い方とは全く逆になりますが、実際の取引では他のテクニカル指標と組み合わせて、オシレーター型か、もしくはトレンドフォロー型の使い分けをするのが良いでしょう。



