スワップ金利狙い 相関関係
より金利の高い通貨を買い、維持していくためには、為替変動リスクを避ける必要があります。
為替変動リスクを避ける方法として、相関関係が逆のポジションを持つことが有効です。
相関関係とは、一方が変化すれば他方も変化するような関係をいいます。
また、相関関係を表した数値として「相関係数」があります。
「相関係数」は、-1~1の値をとり、1に近づくほど2つのものは同じように変化し、-1に近づくほど2つのものは逆に変化します。
また、0に近づくほど2つの関係はばらばらであるといえます。
FXにおいては、2つのポジションを持ち、そのポジションが逆相関(相関関係が逆であること)であればあるほど、為替変動リスクを低く抑えることができます。
また、ある通貨の買いポジションを1つ、同じ通貨の売りポジションを1つ持てば、相関関係は-1となり、この2つのポジションは全くの逆相関です。
逆相関しているので、為替変動リスクは抑えられます。
しかし、仮にここで売買した通貨がオーストラリアドル/円だとすると、為替変動のリスクはほとんどありませんが、下図のようなスワップ金利であった場合、
69(買Swap)-69(売Swap)=0)
となり、スワップ金利を得ることができません。

そこで、オーストラリアドル/円と逆相関であり、かつ、スワップ金利の支払いが少ない通貨を選びます。
各国のオーストラリアドル/円との相関関係を調べてみた結果、対カナダドル/円が0.9で相関関係が高く、カナダドル/円の売りポジションが-1であることがわかりました。
すると、オーストラリアドル/円の買いポジションとカナダドル/円の売りポジションを持てば、
69(オーストラリアドル/円の買Swap)-1(カナダドル/円の売Swap)=68
となり、為替変動リスクを抑えながらにして、本来のスワップ金利とほぼ同額の68円のスワップ金利を得ることができます。
このように2つの通貨の相関関係を見ることで、為替変動リスクを抑えてスワップ金利を得ることができます。
しかし、相関関係は時代と共に変化していくので、定期的に相関関係を調べ、相場にあわせた通貨選びをしていく必要があるでしょう。
